真理

案ずるな、そこに意味はない

存在と苦悩 (白水uブックス)作者: アルトゥールショーペンハウアー,Arthur Schopenhauer,金森誠也出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/03メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る書名:存在と苦悩 (白水uブックス) 著者:アルトゥ…

全ての人には役割がある

全ての人には役割がある。 嫌いな人というのは、「私に嫌われる」という役割を果たしているのだ、と考えれば、少しはその人のことも認めてあげられるのではないか。 少なくとも皆が均質では「物語」は生まれないので、「物語論」の立場を取る私にとってこれ…

全ては流れ去る

昨日の腹痛を本日感じることはないし、本日のストレスに明日苦しむことはない。 全てのものは流れ去る。 黙っていても叫んでいても、苦しみにのたうち回っていても、静かに耐えていても、時は流れる。 全てのものには終わりが約束されている。 ただ、時が過…

はまっている人がいたら救い出してあげよう

キャバクラ嬢の作法作者: 酒巻明子出版社/メーカー: 総合法令出版発売日: 2009/09/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 119回この商品を含むブログ (7件) を見る書名:キャバクラ嬢の作法 著者:酒巻明子 ■評価:優 情報:○ 新規性:○ 構…

答えはすぐ近くにあった

エンデの遺言「根源からお金を問うこと」作者: 河邑厚徳,グループ現代出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2000/02/01メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 73回この商品を含むブログ (45件) を見る書名:エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」 著者:河邑…

色即是空

ここではないどこかとか わたしではないだれかとか いまではないいつかとか そういったことを考えなくなって。 だいぶ生きやすくなった気がする。

努力しても幸せにはなれません

勝間さん、努力で幸せになれますか作者: 勝間和代,香山リカ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/01/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 237回この商品を含むブログ (58件) を見る書名:勝間さん、努力で幸せになれますか 著者:勝間和代, 香山リ…

師との決別

現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)作者: 見田宗介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/10/21メディア: 新書購入: 8人 クリック: 133回この商品を含むブログ (100件) を見る 書名:現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来…

あなたには大勢の人を救う力がある

DVD名:2009 infinity tour at Tokyo ∞ KOKIA アーティスト:KOKIA 2009年春に渋谷オーチャード・ホールで行われたKOKIAのライブDVD。 その澄んだ歌声に魅了されることは必至だが、本DVDでは、更に、KOKIAが自身の歌に込めている思いが伝わる。 その思いとは…

自殺の心理学 (講談社現代新書)作者: 高橋祥友出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/03/19メディア: 新書購入: 8人 クリック: 169回この商品を含むブログ (17件) を見る書名:自殺の心理学 (講談社現代新書) 著者:高橋祥友 ■評価:良 情報:○ 新規性:△ 構…

だからおまえは落ちるんだ、やれ! 決定版 (Challenge&Success)作者: 吉野敬介出版社/メーカー: ロングセラーズ発売日: 2009/08/01メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る書名:だからおまえは落ちるんだ、やれ! 決定版―暴走族から予…

投票に行ってきた。 今回の選挙では、あまりにも各党(特に民主党と自民党)の公約がひどいものだったので、プロテストの意味で(断じてレイジーではない)棄権してやろうか(或いは白票を投じてやろうか)とも考えていた。 が、「民主圧勝」の動向を受けて、「ち…

スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)作者: 田口ランディ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (18件) を見る書評:スカートの中の秘密の生活 著者:田口 ランディ 私は下ネタが嫌いであ…

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/17メディア: 新書購入: 27人 クリック: 225回この商品を含むブログ (155件) を見る書評:世界は分けてもわからない 著者:福岡伸一 さすが、福岡さん。 前…

お前はいったい何を観ていたのだ。 お前が学ぶべきだったのは、人間の感情は殺すことが出来ないのだという真理だったのではないか。 しかし、お前が自らに刻み込んだのは、その全く反対のことだった。 そして自らを破滅に追い込んだ。 前にも言ったはずだ。…

遺書には正式な手続きがいるらしい。 が、そんなことはどうでもいい。 死後のことを考えることほど無意味なことはない。 私は、自分の葬式をしてもらいたくない。 葬式。 死者を完全にこの世界から葬り去るための儀式。 何故皆が同じ形式で死者と決別するこ…

なぜ生きるのか これに関しては、もう10年以上も考えてきた。 「哲学」は思考を重ねれば重ねるほど深まっていくという印象をもたれることが多いが、実際はそうではない。 少なくとも「ニーチェ以後」を知るものにとって、それが如何に馬鹿げた楽観主義である…

私は、たとえそれが確実に苦しんでいる人を救うために使われると保証されていたとしても「募金」をしない。 私は自らリスクを負うことのない安直な行為で、自らの良心を満足させるような行為を自らに許さないからだ。 だが、私は私のこの態度を他の人に押し…

「子猫殺し」を語る――生き物の生と死を幻想から現実へ作者: 坂東眞砂子,佐藤優,小林照幸,東琢磨出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2009/02/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (3件) を見る書名:「子猫殺し」を語る――生き物の生…

ニーチェなんて簡単なものだ。 彼は羨ましかったのだ。 何の価値もないものに価値を見いだせる眺望固定病にとりつかれた一般の人々が。 無知なるが故に「もう一度」と心から願うことの出来る超人が。 理によってその存在を完全に否定されたどこにもいない神…

汝の名は、ひと。 予報通りの雨、強風の中を自転車で帰ってきた。 雨具を使用する気にもならず、おとなしく打たれるがまま、黙々とペダルを漕いでいた。 が、少しも不快ではなかった。 行きはあんなにも不快だったのに。 シャワーのような雨の中、この違いは…

人生に生きる価値はない作者: 中島義道出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/02/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (15件) を見る書名:人生に生きる価値はない 著者:中島義道 以前から何となく思ってはいたのだが、本書を読…

近代科学を超えて (講談社学術文庫)作者: 村上陽一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/11/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (21件) を見る書名:近代科学を超えて 著者:村上陽一郎 言わずと知れた名著。 既に古典の扱いと…

性慾論 (1955年) (角川文庫)作者: トルストイ,米川正夫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1955メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る書名:性慾論 (1955年) 著者:トルストイ(米川正夫:訳) 東京の某大手書店の古本(文庫本)フェアで見つけた掘り…

見事なまでの土砂降りだった。 車に乗れないこの人に与えられた選択肢は 自転車 歩き の2つしかない。 以前なら迷わず歩きだったのだが、最近は早朝出社が奨励されていることもあって、少々の雨なら無理して自転車で行く。 少々の雨なら、ね。 で、土砂降り…

というわけで、今回の「走る!」は、生身の私ではなくて、私on自転車ということで、よろしく。 最近はめっきり少なくなったが、時にカフェインが身体に最適な効き方をするときがある。 そのタイミングで運動をすると、普段私を悩ませてやまない痛みや苦しみが…

生物はつらいよ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る書名:生物と無生物のあいだ 著者:福岡伸一 久しぶりに大ヒットした。 と…