書名:だからおまえは落ちるんだ、やれ! 決定版―暴走族から予備校教師になったオレの暴言
著者:吉野 敬介


こういうの、好きですねぇ。
しみじみ。


・・・・・・。<ちゃんと書の評をしろよ>
へい。


好き嫌いがはっきりと分かれるので客観的な評価は付けづらい。
共感できる人にとっては、これは最良の自己啓発本となり得るだろうが、反発を覚える人にとってはただの独断と偏見の塊にしか見えないだろう。


私はどちらかというと、共感を覚える方。
従って、反対の意見の人にはあまり参考にはならないかも知れないが、とりあえず読んでみることをお勧めする。
その時に感じたものが、共感であったにしろ、反発であったにしろ、いずれにしても得るものは間違いなくあるということだけは保証できる。


人は、何かと出来ない理由を探して言い訳したくなるものだが、愚痴をこぼす前に、やれるだけのことを本当にやったのか、自分に問う必要がある。
サルトルの自由論、バガヴァッド・ギーターの放擲の精神にも繋がる、実践の書。
大袈裟ではない。
本物は誰にでも解るものだ。
『だからあなたも生き抜いて』とは次元がまるで違うということは指摘しておく。