理想

イチローの流儀 (新潮文庫)作者: 小西慶三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/28メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (34件) を見る書名:イチローの流儀 著者:小西 慶三 良書。 本書に描かれたイチローの鮮明さ、という意味…

我が敵、コマーシャリズムよ。 覚悟せよ。 我はこれから私の持てる力全てをそなたとの闘いに投入する。 覚悟せよ。 たとえ我が身滅びようとも。 我はそなたとの闘いを止めない。 必要の地平を離陸し、あまりにも高く飛びあがってしまった欲望を再び地面に引…

何故私は定額給付金を受け取らないのか。 それは、この政策が経済政策としては完全に間違っているということに対するプロテストのためである。 いったいこの国の政治家は歴史を勉強しているのだろうか? 「地域振興券」という大失政は、ほんのわずか10年前の…

人間の変わろうとする努力こそが物語を築き上げていく、という意味で、変わろうとする努力こそが人のあるべき姿なのだ。 結果として滅びるかどうか。 それはどちらでも構わない。 現実の社会に於いては結果だけが全てである。 唯一、物語だけが過程を正しく…

遺書には正式な手続きがいるらしい。 が、そんなことはどうでもいい。 死後のことを考えることほど無意味なことはない。 私は、自分の葬式をしてもらいたくない。 葬式。 死者を完全にこの世界から葬り去るための儀式。 何故皆が同じ形式で死者と決別するこ…

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)作者: 岡本太郎出版社/メーカー: 青春出版社発売日: 1993/08/01メディア: 文庫購入: 58人 クリック: 968回この商品を含むブログ (251件) を見る書名:自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”…

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に作者: 宮台真司出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 124回この商品を含むブログ (129件) を見る書名:『14歳からの社会学 ―これからの社会を…

The VOICE 10th anniversary concert [DVD]アーティスト: KOKIA出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2008/07/16メディア: DVD購入: 5人 クリック: 15回この商品を含むブログ (14件) を見るタイトル:The VOICE 10th anniversary concert ア…

下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書)作者: 三浦展出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2008/08/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 215回この商品を含むブログ (36件) を見る書名:下流大学が日本を滅ぼす! 著者:三浦 展 下品。 ↑とだけ書いたまま…

性慾論 (1955年) (角川文庫)作者: トルストイ,米川正夫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1955メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る書名:性慾論 (1955年) 著者:トルストイ(米川正夫:訳) 東京の某大手書店の古本(文庫本)フェアで見つけた掘り…

見事なまでの土砂降りだった。 車に乗れないこの人に与えられた選択肢は 自転車 歩き の2つしかない。 以前なら迷わず歩きだったのだが、最近は早朝出社が奨励されていることもあって、少々の雨なら無理して自転車で行く。 少々の雨なら、ね。 で、土砂降り…

仏陀は間違っていた 人は求めないことは出来ない 何故なら、既に人は手に入れてしまっているからだ 求める前に既に手に入れてしまっているのだ 求めるのは、ゼロからプラスへの志向ではない マイナスから元のゼロへの志向なのだ 人は求める前から手に入れて…

何故私は赤を纏うのか 私は黒しか着ない。 また、黒以外の服は持っていない(フォーマルな服は除く)。 ・・・はずだった(私が黒を着る理由は、もう何度もリンクしたが、再度リンクを張る)。 それが何故赤を着ることになったのか。 理由は3点ある。 が、2点は…

私は何故挫けないのか 結論から言えば、「負けて嘲笑されるのが嫌だから」となる。 何に負けるのか。 社会であり、神であり、運命である。 これらは全て同義である。 人が生きるのは「物語」を紡ぐためであり、より多くの困難が与えられるのは、それだけより…

雨に打たれながら考えた。 やはり、人間よりも動物の方が、生物よりも無生物の方が、存在よりも非存在の方が、高度であり完全な存在なのだ。 何も摂取せず、何も排泄せず、常に変化せず、何も求めず、何も奪わない。 無生物よりも生物を尊重し、下等生物に対…

再掲:何故私は黒を纏うのか 最近また聞かれるようになったので、以前書いた記事↑を読み返してみた。 確かに「思想」面ではこの通りなのだが、「で、結局面倒なんでしょ」と言われれば返す言葉はない。 ただ、今更他の色の服を着る気にはなれない。 怖い。 3…

高度経済成長は復活できる (文春新書)作者: 増田悦佐出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (22件) を見る書名:高度経済成長は復活できる 著者:増田悦佐 チーム内の先輩にお借りした書なの…

ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション)作者: ロイス・ローリー,Lois Lowry,掛川恭子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/09/20メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 21回この商品を含むブログ (27件) を見る書名:ザ・ギバー―記憶を伝える者 著者…

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)作者: 梅田望夫,茂木健一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/05/08メディア: 新書購入: 15人 クリック: 170回この商品を含むブログ (680件) を見る書名:フューチャリスト宣言 著者:梅田望夫, 茂木健一郎 読了は発…

思えば今は全ての芸術家にとって苦難の時なのかもしれない。 全ての研究者にとっても。 作品の価値が売れるか売れないかという資本の論理だけで評価される。 確かに市場の原理は、あるものの「商品」価値を正しく評価しているのかもしれない。 人類という単…

リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神作者: ペッカヒマネン,リーナストーバルズ,マニュエルカステル,安原和見,山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/05/26メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 102回この商品を含むブログ (33件…

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1191件) を見る書名:ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか 著…

あらかじめ失われし理想 梅田望夫『Web進化論』読んで、失われた「大きな物語」を取り戻す術を発見したような気がした。 「大きな物語」とは、現代思想家リオタールが用いた用語で、人々が共有する理想のようなもののことを指す。近代以前であれば間違いなく…