2009-01-20 ■ 私を語る このまま、私が何も語ることなくこの世を去ってしまったとしたら、 私が抱いていた夢や希望は、 私の挫折や失望は、 私に見えた世界のあり方は、 私が紡いできた物語の全ては、 誰にも知られることのないまま、 始めからそんなものはなかったことになってしまうのだろう。 それは私が自らに嵌めた枷であり、 傲慢と怯懦の帰結であり、 運命であったとしても、 少しだけ哀しい、 そう思った。