「寝る前30分」を変えなさい

「寝る前30分」を変えなさい

書名:「寝る前30分」を変えなさい
著者: 高島徹治


良書。


1日の時間の使い方の中で意外に軽視されているのがこの「寝る前」の時間なのではないか。
かくいう私も、「睡眠前」に関しては、「ぎりぎりまでやるべきことをやる」「だらだらとブログを書き続ける」「眠気に負けてしまうまで本を読む」などかなりいい加減なことをしてきた。
しかし、睡眠前の時間というのは本書で強調されているように非常に重要な時間なのである。
「『睡眠前』前」までにやることはある程度前後していても、たいした差異はないが(強いて注意すべき点を挙げるなら、次の2点。すなわち、Ⅰ睡眠前にものを食べないⅡ睡眠前に脳を興奮状態にしない)、「睡眠前」に何をするかはその翌日は勿論のこと、この習慣が続けば続くほど大きな差異となって現れるのである。


では何をすればよいか。
ずばり、勉強である。
睡眠中の脳の働きを考えればこれは至極真っ当な話である。
寝る前に読み書きした内容は、睡眠中に頭の中で整理され、その他の時間に行ったそれよりも遙かに効率的に記憶される。
本書ではこのことが納得のいく説明で述べられている。


本書はまた、「寝る前」に具体的にどういう行動をとれば良いか、それは何故か、そしてそれらはどのような効用をもたらすか、を解りやすく丁寧に、そして強い説得力をもって述べている。
内容が具体的であり、また容易に始められる事柄であるから、読んだその日から実践することが出来る。
そして、間違いなくこれは効果がある。


・・・という内容だったはず(2009/07/03)。
もう半年以上も前に読んだからなぁ。
ノートを作る段階で(ノートもすぐに作ろうと思っていたのに半年経ってしまった・・・)、間違っていたら修正しよう。


とりあえず、読む価値のある本であることは保証できる。
騙されたと思って読んでみると良い。
何か必ず得るところはあるはずだ。