その向こうに見えるもの
みんなにもそれが
見えていると思っていた
少なくても僕は
それが見えていると思っていた
だけどそれは幻想
僕の虚栄と思い込みが作り上げた幻想
そう、それは
僕にしか見えていなかったのだ


今でも僕は
それを見ることができる
かつてのようにいつもというわけじゃないけど
見えることがある
だけど今はもうわかっている
それは幻想
僕にしか見えない幻想
みんなとは分かち合えない幻想


なぜだろう
どうしてだろう
あの頃僕はよく考えた
だけど、答えは簡単だった
僕にしか見えていなかったのだ


それは幻想
僕にしか見えない幻想
みんなとは分かち合えない幻想