だから欲しくないといったんだ 失うことの哀しみは 僕が一番よく知っていたのだから それでも手に入れてしまったもの 失うことの痛みに 僕は耐えられるだろうか

苦しい。 この苦しみの正体にはたぶん気づいている。 しかしきっと、死に至るその時まで、はそれを隠し続けるだろう。 曝かれても否定し続けるだろう。 私に訪れる破滅の予感は、おそらく他でもない、このが私にとって致命的な過ちを犯すことの予感だったの…

だからやめなよ そうやって一人だけ忘れ去られているようなふりをするのは みんな解っているさ かまって欲しいんだろう 恥ずかしくないのかい そうやって恵んでもらうのは 欲しけりゃ自分で要求すればいい いらないなら帰りなよ みっともないよ そうやって与…

求めるな さすれば与えられん ずっとそう言い聞かせ続けてきた。 だけど、求めなくても与えられるものなんて本当はいらないんじゃないか。 本当に欲しいものは求めることそれそのものだったのではないか。 求め、追いかけることこそ人を幸せにするのではない…

君の望みはなんなのさ 叶えてやろうというのにさ 今はもうあの愚かしい観念はいない 僕が殺してしまったからね それとも殺したのは君だったかい 僕の望みは何だろう 僕は何を望んでいるのだろう それさえ解れば でもそれが解らないんだ そのぼろ切れのような…

一滴も流れようとしないのが癪だが。 一体何がそんなに悲しいのだろうか。