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- 作者: 大久保幸夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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著者:大久保 幸夫
こちらは1と比較すると大分見劣りする書となってしまっている。
まあ、この辺までキャリアを描けていれば、その先は「入門書」の指導を敢えて仰がなくても、じぶんなりのキャリア感というものは見えているだろう。
逆に本書が扱っている30代後半〜にもなって、まだキャリアに対してなんのイメージも持てないという人には悲劇が待ち受けている。
若い人が少し先のことまで考えるための参考程度にはよいのだろうが、この辺りから先はもう自分で道を切り開いていくくらいの覚悟を持っていないと(特に雇用がますます流動してくるこれから先の時代は)、いつ足下をすくわれるか解らない。
「島耕作」なんか読んでいる場合ではないのである。
(ぎくっ)<まあ、あれはあれで1つの生き方だろうけど>
1は必読の書、教科書であるが、本書は「余裕があれば先のことも考えてみるか」というぐらいの扱いでよい。
親切にも「定年後」の生き方まで指南してあるが、まずそこまでだとこの通りにはいかないものである。
あくまで参考程度に。
どうせそこまで(そこそこの流れの中で)生き延びたら、あとは運と度胸だから。
所詮、サラリーマンなんてそんなもんですよ。