過去の「書評」に対して、最近自分で定めた「記述ルール」に従い、書名と著者名を記録していくという不毛な作業を行っていたら、小林よしのりの本に行き当たった。
そして、今日まさに本人に夢の中で会ったのだということを思い出した。


夢の中で私は彼に叱られて恐縮していた。
どうも、彼が示している彼の著作を読まずに彼の批判をしてしまったらしい。
内容はよく思い出せないのだが、ただひたすら叱られて恐縮しいたことしか思い出せない。


何だろう。
別に彼をこき下ろすような記事を書いた記憶はない。
確かに最近彼の思想の限界をかいま見てやや距離をとるようになっているが、だからといって私の彼に対する評価はまだ高いままだ。
なんといっても彼は、「戦後民主主義」の提示する偽りの平和・平等に対して漫画という武器を用いた「テロリズム」で多くの「純粋まっすぐ君」(かつて私もその1人だった)を幻想から目覚めさせた「ネオ」的なヒーローなのだから。
(誉めてるのか?それ)<いや、最大の賛辞のつもりだが>


(記憶している中で)夢の中で出会った最初の有名人が彼である理由がよく解らない。
私が、死ぬまでに会って話をしてみたいと思う人は何人かいるが(筆頭は勿論富野氏)、失礼ながら彼はその内には入っていない。
会いたい人には会えず、特に会いたいとは思っていない(失礼!)人には良く会う。
現実にはよく起こることだが、何も夢の中に現実の法則を持ち込むことはないだろう。
夢のない話。