新人エンジニアのための7日間

新人エンジニアのための7日間

書名:新人エンジニアのための7日間
著者:鈴木 孝弘


読了は3/29。


まあまあ。
悪くはないが、少々詰め込みすぎだと思われる。
優秀な人間はこのぐらい1日で詰め込んでしまうのだろうが、私のような頭の悪い人間にとって、これを7日間で身につけろと言われたら間違いなくパンクする。
実務経験がある私でも読み進めるのに苦労する箇所があったくらいだから、況や新人エンジニアをや、というところ。


他社の新人研修を受けたことがないので(あたりまえか)世間の相場がどれほどが知らないが、少なくともこの内容なら2週間はかけてやると思われる。
また、理論は詰め込まれたとしても、即それが実践できるようなスーパー新人はほとんどいないので、あまり心配する必要はない。


それにしても。
対象読者を考えると、もう少し丁寧に説明しても良いと思うのだが。
(無駄に丁寧な部分もある。アンバランス)


実務を少々経験してから研修の内容を復習する、或いは新人研修の担当になったのでどのようなことを教えていけばよいかの参考資料として、活用できそうではあるが、他に良書はあるので(例えば、以前書評を書いた『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業』など)敢えて本書を読む必要はない。
まあ、システムエンジニアリングの入門書はまだまだ少ないので、余裕のある人で勉強をしたい人は2冊目、3冊目の本として本書を読むとよい。