失って初めて気づいた
あのときの僕を支えていたのは
紛れもなく
夢だった


あれほど馬鹿にして
あれほど見るなと戒めて
あれほど信じていないふりをして


でも
まぎれもなく
僕の支えは夢だった


自尊心でも自愛でも
音楽ですらなかった
あんなにも見ないふりをしてきた
夢だった


失って初めて
バランスを失って墜落して
初めて
僕は僕を支えてた夢に気づいた