この苦難は物語のため

土砂降りの中を傘を差して出勤した。
歩いて、である。
バスには・・・乗れない。
理由はさんざん書いた。
乗れるなら乗っているわ。
自転車の4倍もかけて、上から下まで全部の着替えを背負って、ぬかるみの中を行く気持ち悪さ(まあ舗装されているからそれほどでもないけど。足が濡れている状態の気持ち悪さは筆舌に尽くしがたい)と車に水をかけられるいらだちとをこらえてわざわざ歩いて出社したい人はいないわな。


まあ、思索は進むので、時々は歩くのも良いと思っているのは確かなのだが。


こうやって日々困難に直面するのも全て物語を成すためと思えばたいした苦痛でもない。
ただ生きるために生きるなら死んだ方がましだ。
日々新しい物語を紡ぎ出していく・・・それこそが人間であることの意義なのだから。


我々は神の慰み物なのかも知れない。