4/10である。
2週間分のブログを後になって書くのは不毛だが、書かずに放置するだけの勇気もない。
この辺りの時間の無駄遣いが、努力の差となり、能力の差となり、ひいては自信の差になっているのだと思うが、書くことに慣れた指を黙らせるのは至難の業である。


本日入社式があった。
即ち私も新人から2年目になったというわけだ。
本来なら喜んだり感慨に浸ったりすべきところなのかもしれないが、私にとってそれはただただ恐ろしいの一言に尽きる。


門外漢が現場に飛び込んで1年。
研修の時こそ営業に回されたくない一心で必死に努力していたが、いざ望み通りに開発に配属されると、ただ漠然と「技術を身につけたい」としか考えていなかった甘さが祟り、途端に勉強のペースが落ちた(というよりは本来の趣向、乱読・駄文書き・不毛な哲学・興味本位の勉強、に戻っただけ)。
ソフトウェア開発技術者は奇跡的に取得出来たものの、業務に必要な知識は全くといっていいほど身についていない。


今、新人が入ってきたとして、自分が彼らに勝っている要素は、チーム内の事情と現在作っているものの仕様、開発の経緯を理解していることぐらいである。
プログラミングの力は専門としてきた彼らにかなうはずがないし、余計な持病を抱えていないだけ体力的にも彼らの方に分があるだろう。


これまでは、同期入社の方々を入社直後からひたすら追いかけて来たわけであるが、ここに来て追いかける対象が増えたことになったというわけである。
プレッシャーはストレスとなり、病んだ身体を更にむしばむ。


だが、敢えて私は彼らの入社を歓迎する。
彼らは堕落した私に喝を入れ、失われたモチベーションを再び取り戻させてくれる貴重な存在なのだ。
私は入社時期の早い自分を尊重して欲しいとも守って欲しいとも思わない。
実力で蹴落としてくれて構わない。
能力が正当に評価される方が、私自身の保身よりも遙かに重要なことだ。


(動機は不純だが)あなた方の入社を歓迎する。
願わくばお互いに高め合う存在とならんことを。
そのためにはまず己のスキルアップこそ急務。