仕事は、無意味なこの生の終焉までの長い時間を刻む時計の針を否応なく進める。
だから、人は仕事にはまるのだろう。
それは私にとっても同じことである。
やるべきことで埋められている時間は早く進む。
忙しさの中では己の苦痛と向き合っている時間も短い。
だから私は日々をやるべきことで埋めることに汲々としている。


だが、時には、窓からさす陽の光の中で穏やかなひとときを過ごしてみたい。
前にそうしたのはいつの頃だったか。


そのためにはまず、この人工の暖気から解放される必要がある。
柄にもなく春が待ち遠しい。

春待つ花のように
ひたむきに生きることできるなら


春待つ花のように by GARNET CROW