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ニーチェ―すべてを思い切るために:力への意志 (入門・哲学者シリーズ 1)
- 作者: 貫成人
- 出版社/メーカー: 青灯社
- 発売日: 2007/10/03
- メディア: 単行本
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著者:貫成人
どうもこのシリーズは物足りない。
いいところまで来たところで、「後は本編を買ってね♥」という感じで終わりになる。
まるで哲学者の宣伝をしているようだ。
まあ、入門書とはそういうものなのだが、こと哲学に関しては入門レベルを遙かに通り越して「入門の入門」が必要になるくらいボリュームのある入門書が有るくらいだから(ヘーゲルの『哲学入門』とか)、入門といっても過剰な期待をしてしまうのである。
「力への意志」について確認しておきたかったから本書を手に取ったのだが、肝心の「力への意志」に関しては、解ったような解らんような、という何とも気持ちの悪い状態となってしまった。
(今、岩波の『哲学・思想事典』を読んでみたが、やはり解らん)
まあ、日頃哲学と縁がない人が「ニーチェって何を言っていたんだろう」と思って読む分にはちょうど手頃な書。
ちなみにもう少し本格的なニーチェ入門を読みたいと思う方には清水真木『知の教科書 ニーチェ 』をお勧めする。
読んだのは確か大学入り立ての頃だったはずだが、頭の悪い私でも読んで理解できたから大丈夫だろう。
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/09/18
- メディア: 雑誌
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「ジュークボックス英会話」もそうだったが、この本もテキストになると途端にその特性を失い、平凡な英会話本以下のダメ本になってしまう。
せっかく「留学」しているんだから、日本語訳載せちゃだめでしょ。
確かに日本語載せないとこの抜粋の仕方じゃ文脈がつかめなくて読みづらいけど、それぐらいならもっと英文と写真載せればいいのに。
何だろうね。
結局(NHKの)テキストってある程度の数は売れるからあまり工夫に対するインセンティブが湧かないのかな。
競争のないところはダメだという典型的な例。
追記
登録して読み返してから思ったけど、人の顔が表紙に載っている本をめためたにこき下ろしているのを見ると何か可哀想な感じがする。
別に表紙の人(コロンビア大の先生です)は悪くないのに。