私は帰るよ
鬼ですから


かくれんぼ by GARNET CROW


ついに始まったデスマーチ
大半のソフトウェア開発現場が陥ってると言われるこの状況に、自分が放り込まれることになるとは、少しも予想していなかった。
まして、1週間前にはろくに仕事もないような日々が続いていたのである。
それが今週から休日出勤必須という状況の遷移。


周りを見渡せば、帰っている人は一人もいない(正確には日によって比較的早く帰る人はいる)。
21:00はとうに回っている状態で、である。
それどころか22:30になっても、日によっては24:00でも、人が減らない。


このプレッシャーの中、私は平均して21:00頃には帰るようにしている(勿論残るときには24:00迄残ることもある)。
詳しくは、こちらで書こうと思っているが、簡潔に理由を挙げると以下の通りである。

  1. 朝早く来ている(一応12時間程度は居る)
  2. 体が持たない(週、月などトータルで見た時の生産性が落ちる)
  3. 走りたい(週に1,2回程度)
  4. 会社で飯が食べられない(胃腸が受け付けない)時がある
  5. 他にやることが山のようにある
  6. 長く残っても貢献できない


このうち、6.に関して説明すると、私は今使用している言語に、今年度入社して初めて触った(勿論他のプログラミング言語も触ったことがない)というようなプログラミング入門者(初心者ですらない)である。
そのような者に出来るのは地味な部分のコーディング程度で、しかも書き方がひどいから、がんばって量を増やすとその分他への影響や、修正のコストが発生し、全体に迷惑がかかる。
従って、あらかじめ定められた工程通りに実装が進んでさえいれば、それ以上に余計なことはしないで、能力を向上させることに時間を費やした方が後々貢献が出来る。
自分でもいつまでも最低レベルの雑用プログラマ(その割に今回任された部分の重要度並びに実装優先度は高い)でいたいとは思わない。
会社としてもまさか使い捨て雑務要員として正社員を採用するような愚挙にでているとは思えないから(これが如何に費用対効果を無視した愚挙であるかは小学生でも解る)、私が1〜2時間余計に残って小銭を稼ぐより、少しでもスキルアップして少しでも早く高い生産性を発揮できるようになる方が得になるはずである。


勿論会社は私を研修生として雇っているわけではない。
奇しくも(プログラム歴約半年で)生産要員の一人に加えられてしまった訳であるから、工程通り製品を仕上げる義務がある。
この義務を全うするためには残業は厭わない(但しからだが持つ限りで。体を壊したら損をするのは私ではなく、会社の方である。私は既に自分の人生を棄てているから体が壊れたら壊れたで堂々と人生を降りられてむしろ有り難いぐらいである)。
しかし、少しでも余計に残って出来るだけ多くの仕事をしようとは思わない。
それが会社にとって少しも得にはならないことは上述の通りである。


まあ、そのうちそうも言ってられなくなるのだろうけど。
ともかく、一足早い師走入り。