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10/21である。
とりあえずまだ死んでいないのであしからず。
そうせかすな
定められた時を待たずに
死神の誘惑に屈してしまうではないか
冷たい雨が降る中を自転車で出社する。
(そんなに車が嫌いか)
ええ、嫌いです。
まあ、自転車を使う予定はあったのだけれど。
ぼちぼち次のプロジェクトも動き出したようで。
まあでもこの様子だと最初は異様に暇で納期近くになって異常に忙しくなるのだろうな、と。
かといってどうにかしようとは特に思わない。
無理して斃れても死んでしまったらそれでおしまい。
気温の変化について行けず痛みに悩まされることしきり。
幼子を見るたびに
この苦しみの連鎖は終わらさなければと思う
だが私が過ちを犯そうが犯すまいが
私の終わりをもってこの苦しみは終わる
だから私は何もしない
不思議なのは少なからぬ者たちが
この苦しみが延々と続くことを願い
自らそのつなぎ目の役を果たしていることだ
人類はいつになったら気づくのだろう
人間というありかたそのものが間違いであったということに
そして最善の方法は自らの代でその過ちを終わらせることであるということに
- 作者: J.R.R.トールキン,ポーリン・ダイアナ・ベインズ,John Ronald Reuel Tolkien,吉田新一,早乙女忠,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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本文を読み終えても特に感想に変化はなかったが、解説を読んで個々の物語に込められた意味を理解し、意外に深い内容であったことに初めて気づかされた。
寝る前の一番頭が働いていない時に読んでいたからなのか知らぬが、初めて「解説」なるもの存在意義を認めさせられた。
こういうふうに役に立つのなら文学という学問もあってもいいかもしれないな、とほんの少しだけ思った。
解説を読む前では『星をのんだかじや』が、読んだ後では『ニグルの木の葉』が最も印象に残る作品であると感じた。
ただ、原語でないことによってかなりおもしろみがそがれているような感じはした。
特に詩は翻訳になるとそのニュアンスがほとんど伝わらない。
こういうときに英語が得意な人っていいよなとつくづく思わされるのだ。
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/10/05
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本書を読んでまず思ったのが、「あ、この人もまともな哲学『学』が出来るんだ」というなんとも失礼な内容。
予想していたよりもかなり本格派哲学よりの議論が展開されていて(本当に失礼だなあ)、逆にそのことがつまらなかったというなんとも失礼極まりないね、この感想は。
まあ、書いた人(薦めた人)に失礼になるようなことを平気でがしがし書いてきているので今更その態度を改めようとは思わないけど。
私は西田幾多郎の(正確には永井均が解釈した西田幾多郎の)場所という無のとらえ方はかなり上手く無の性質を描写していると感じているし、自分が著者のいう意味での完全な無となることに関して恐怖どころか憧憬を抱いているぐらいなので、著者の言っていることは理解できても同感は出来ない。
私にとって死の恐怖とは肉体が痛みを恐れる以上のものではなく、醒めることのない完全な無の眠りはいつ終わるとも解らないこの苦しみからの唯一の解放であるからむしろ喜んで受け入れるものである。
最後にこの手の話にお約束の「自殺はしないで下さい」というメッセージは吐き気がするのでやめて欲しかった。
死について冷静に或いは哲学的に或いは論理的に(これが一番危険)考えた結果として死を選ぶ人もいるわけで、それは第三者が止められる性質のものではない。
死の誘惑から当人を引き戻すためには「私があなたを死なせない」という2人称の呼びかけ以外にない。
私?
私はただこの道化がしでかすことが面白いから生きているだけだよ。
それからこの呪われた運命と。
まあおかしくなってしまうことがない限り積極的に死を選ぶことはないだろうね。
それじゃあまりにも普通すぎてつまらないだろ。
10/22追記
さんじ:ていへんだー、ていへんだー
おやぶん:どうした、さんじ
さんじ:停電だー
おやぶん:おい、この時代に電気はねぇぞ
お粗末様でした〜
・・・仕事しろよ