例え神々の慰み者に過ぎないとしても
人は物語を紡がざるをえない


そうやって人は生きてきた
そしてこれからも


キーがまともに押せない・・・。
薬が効きすぎているとみえる。


むか〜し、ひぃひぃいいながらルーレットとめていたなぁ。
「サガ」シリーズは独特の雰囲気とマルチシナリオがかなり気に入ってよくやっていた。
この小説はゲームの流れをそのまま書いただけで少しも新しいところはなかった。
また、魔法や必殺技の名前をそのまま羅列するなど稚拙さが目立つ筆致でいらいらした。
""という技でって書かれても、ゲームの映像でも覚えてない限りなんのことだかわからん。
イメージに甘えすぎ。
ハリポタやオーフェンでも見習って少しは理論を組んで書いてもらいたいものだ。
まあ、ゲーム小説にそれを期待するのは無理か。
唯一、ジュディの賞の魔導に対する考察だけが上手く書かれていた。
まあ、記憶していないのでそれが著者の力量なのか、ゲームで書かれていた文章の引用(従ってゲームシナリオ作者の力量)なのか判別はつかなかったが。


神様、もう少しだけ (角川文庫)

神様、もう少しだけ (角川文庫)

予想以上に駄目だった。
どのくらい駄目かというと、「阿波ダンス」がましに見えたぐらい。
何がどう駄目って、ケイゴがアメリカに行ってしまってから後の展開が駄目でしよう。
これのどこが「神様もう少しだけ」なのよ。
まあ、著者自身が「書ききれなかった」と悔やんでいる点が唯一の救いで(こう書かれるとこの著者の本をもう一冊ぐらいは読みたくなる。手元にあるのは『大奥』だ。どうかな)、もしこんな作品で何か書けたなんて吹いていたら間違いなくこの著者の作品は「2度と読んでやるか」リストに放り込まれていた(今のところ恩田陸がその候補)。
途中まで良い感じでこじれていたのにね。
たぶん思いつきだけで作品作っちゃってゴーサインがでていたから結末をじっくりと考える時間もなかったんでしょ。
同情的にみるならば。
だったらそんなの作品にするな、というのは商業主義と距離を置く立場をとる者だからこそ言えること。
自分はそのことに誇りを感じる。