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まだ塾にいる。
塾といい、卒論といい、去年とまったく同じシチュエーションだ。
ふふふ、だが、去年の轍は踏まぬ。
今年はもうこの時点で今年の総括をあきらめた。
・・・・・・。
・・・・・・。
むしろ退化しているよな。
うーん。
1ヶ月後に総括をする。
確か去年も同じような・・・。<ゲシッ!ゲシッ!>
ああ、あと2時間か。
まあ、今年は年越し徹夜だろうなぁ。
でなければ徹夜に失敗して死んでいるか。
まあ、私にとっては単に明日が来るというだけのことだ。
なんというか。
本当にそんな気がするのだ。
年中行事はやはり他者との関係の中でしか意味を持たないものなのだろうと、人との関わりが薄くなっていく中でつくづく感じるようになった。
去年は年越しを塾で迎えるのはまっぴらだと思っていたが、今年は特にそう思わない。
(あ、でも今見てみたら、"別に構わないのだが"と書いていた。進歩のないやつ。)
さあ、こうしていても始まらない。
帰ってレポート書くぞ。<ヲイ 卒論はどうするんだ?>
過ぎてゆく時間(トキ)に戸惑うなんてどうかしていたんだ
"君の家に着くまでずっと走ってゆく" by GARNET CROW
不意に訪れる大いなる悲しみ
私を満たす破滅の予感
耳に残るは Horobi no uta
ああ
なんて
美しいんだ nullus
終わり、そして始まり