飛翔せる魂の歌

世界よ、私を否定せよ

世界よ、私を否定せよ 私は世界にとって仇なす思想を持った存在 世界よ、私を排除せよ 私は世界と相容れない存在 私が世界を拒絶するのだから 世界は私を拒絶してもよい 私か世界か 世界か私か

絶望を糧にして

なぜみんな生きていけるのだろう 希望や期待を抱きながら 私にはとうていできない そんなものを抱えて生きていくなんて

願わくばその日が 1日も早く訪れんことを

のたれ死にの歌

のったれ死に〜 のったれ死に〜 さ〜あっさひっとりでのったれ死に〜♪ のったれ死に〜 のったれ死に〜 さ〜あっさひっとりでのったれ死に〜♪

この星のどこかで

どうして笑うことができるだろう 今この瞬間にも どこかでだれかが 苦しみ 悲しみ 泣いているというのに

生きる理由

必要としてくれる人がいる それだけで生きていける

魅せられしもの、炎に飛び込み、その身を焦がす

美しいものだけを追い求めて何が悪い 美しいものだけに心奪われて何が悪い 美しいものだけを受け入れて何が悪い 美しいものに魅せられて 人生を棒にふって何が悪い

明日などいらない

これから先が 10年であっても 1年であっても たとえそれが1日でしかなくても 私はもう知ってしまったのだから

何ものにもなれないまま 朽ち果てていったものたちへ

いま ここに ある という苦痛 いつか ここから いなくなる という希望

かえりたくない

何もいらない やすらぎがほしい

勇ましく進め 破滅に向かって ただひたすらに 前へ前へ

そんなにあせらなくても大丈夫だよ 終わりは必ず訪れるものだから それまでは適当に時が過ぎるのを待っていればいい。

私の望む世界は皆の望まない世界 皆が望む世界は私の住むことのない世界

あこがれだとか あのむこうへだとか どこかとおくへだとか ぜんぶじぶんによっているだけなんだろうけど どうしてだろう わかっていても このきもち おさえられない いってしまいたい

私の存在が あの人にとっての 桎梏となっていないことを

この体は大地にかえそう しかしわたしは高く高く どこまでも高く はるか彼方まで あのそらの彼方まで

死して全ては等価になる 私の死に価値はない 私の生に価値がないように

ああこれが涙なら もしわたしが泣いているのなら ああこれが涙なら もしわたしが泣いているのなら

何故だろう 電線の青空 久しぶりな気がする

先がないのではない 先などいらないのだ むしろ先が約束されているからこそ 私は絶望するのだ

おかしいなぁ 涙 出ないんだよ

神は奪いたもう 奪いたもう

わかっている 己の欲望を認めなければ 生きてはいけない だけど 認めるくらいなら 死んだ方がましだ

理由を 求めていた だから少し躊躇した 時間が必要だった 理由はすぐに見つかった 考えてみればとても単純なことだった それが私らしいから 理由を見つけた もう 迷う必要はない

なに指くわえてみてるんだ あれは全部 かつて君が 自分の手で 捨てたものじゃないか

君がいけないんだ そうやって 一歩離れた場所に立ってようとするから だから君は いつもひとりぼっちなんだ

もどかしい 喉をかきむしりたくなるほどだ この私が この私が 人間であることが 嫌だ 吐き気がする この私が 他の誰でもないこの私が 肉の檻に閉じこめられた有機物だという事実が

まだか まだなのか