不名誉な撤退

何かが切れる音がした。
それが何であるかは私にも解らない。
だが、確実に言えることは、

わたしのなかのなにかが切れてしまった

ということだ。


帰ろうか。


妙な考え方に囚われるようになった。
弱気になっている。
まあ、これだけの兆候を示されれば、考え込みたくもなる。
なすがまま、揺さぶられるがままに気持ちが揺れ動いている。
体は...自暴自棄な行動のせいでものの見事にぼろぼろだ。