だから、たとえ忘年会の会場が焼き肉屋であっても私は断らずに参加する。
「迷惑だ」と言われれば途中でも帰る。
「不愉快だ」と言われればその場から立ち去る。
「使えないので邪魔だ」と言われればその人の邪魔にならないことだけを考えて行動する。


あまり美しくはないが仕方がない。
美しく生きるためにはおまえはあまりにも無能すぎるのだ。
ならばせめて立ち去る時ぐらいは美しくありたい。
しがみついて生きるくらいなら、手を離して潔く下に落ちることを選ぼう。
それが唯一私に許された「積極的な」行為なのだから。