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- 作者: 弘兼憲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/30
- メディア: コミック
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著者:弘兼 憲史
フィリピン編。
(島耕作、考えていた以上に海外にいることが多い。英語堪能だからなぁ)
20年近く前(バブル崩壊前夜くらいか)の東南アジアに於ける日本の立場がわかる良書。
「島耕作」はもっと「プロジェクト」や「社内力学」についてかかれた作品だと勝手にイメージしていたのだが、意外にも(?)人情ものなのだな、と。
勿論、「派閥抗争」など、その辺のツボはしっかりと押さえられているので勉強(?)にはなるが。
フィリピン編は、(少なくともこの2冊(10,11)は)主人公がプラトニックな感じになっているあたりが個人的には良いと思う(まあ、「樫村」が上司、というあたりが妙なブレーキになっているということもあるのかもしれないが)。
掲載されている雑誌の関係なのかどうかはしらないが、毎話毎話×××なシーンを盛り込まれると、読んでいて非常に疲れる。
人間ってなんて嫌な生きもの、いや、生きものってなんて嫌なもの、何だろ。
↑と、これは個人的にな人間観(生物観)なので、この本の評ではない。<ややこしいからそんな書き方するなよ>