僕にはもう何もないから
全てはあなたのために


あなたの喜びが私の喜び
あなたの望みが私の望み


あなたと共に笑い
あなたと共に悩み
あなたと共に気落ちする


けどそんなのは迷惑だろうから
僕はあなたから離れていることにする
ただ必要なときに手をさしのべられる
ぎりぎりのところまで


僕は影でいい
あなたがいっそう輝いて見えるための
あなたが常に明るくあり続けるための


僕に何かあったなら
僕はあなたの影でいられただろうか
そう思うと僕は
なおいっそうあなたから離れていたくなる


僕はあなたの影でいい
たとえいつ消えてなくなろうとも
あなたの側にいられるのならそれでいい