4:00に眼が覚めた。
早朝。
悪寒で。


どうも風邪らしいと思い出したのが、この日(正確には日付が変わっていたのでこの前日)の夕方、会社で。
喉に違和感があった。
18:00から通院、とスケジュールをひいていたにも拘わらず、17:00から始まったMTGが19:00まで延びて、尚かつそのMTGの結果、これまで3日ほど自分がやっていたことがやっぱり期待されていたこととは違っていて無駄な作業をしていたことが判明し、更に翌日の再レビューに向けてその日中に指摘内容を反映しておく必要があり・・・と、要は滅茶苦茶だった。
ぎりぎりまで残業して帰ってみたら(暴風のなか自転車)、喉症状は悪化していて、確実に風邪の兆候を示していた。
これは、ひいたな、と思い、引き始めに効く例の薬を服用して眠りについたのだが・・・。


暖房の効いた部屋で、熱源をしこんだ寝床でしっかりと毛布と布団にくるまった状態で、ものすごい寒さを感じて目を覚ました。
・・・寒い。
さむいさむいさむいさむいさむい
必死に体を震わせてみたが、悪寒は抜けない。
・・・熱だ。


あまりの寒さに思わずうめき声が漏れてしまうほどだったので、そのまま寝ること能わず、さてどうしようと考えながら取り敢えず起きて暖房の温度を+4°してみた。
で、ここで究極の選択。
起床時間まで2時間しかない。
薬の力を借りずに熱を下げることは絶望的である。
で、この状態では出社どころではなくて、病院にも行けない。
ここは例の強烈な薬を使用するしかない、が、このタイミングで投与すると、間違いなく明日午前中一杯は薬の作用(副作用ではない、作用だ)で苦しむことになる。
(この人はやっかいな病気をいろいろと抱えているのである)


こういうとき、私はリスクをとる。
普段の言動では極端なほどにリスクを忌避するのだが、殊自分の体に対しては、厳しいのである。
で。
空きっ腹に投与するとさすがに死んでしまうのと、水分とエネルギーが必要なので、そこら辺にあった、保健機能食品だとかゼリーだとかその辺の消化吸収がよくて即水分・糖分補給が出来そうなものを手当たり次第に放り込んで、えいやっと薬を飲み込んだ。


しばらくすると少しだけ体が温まってきたが、まだ寒いので電気あんかを懐に抱え込んで、再度睡眠を試みた。
目覚ましは7:00と8:00に設定し直した。
この辺りがぎりぎりのラインだろう、ということで。


で、7:00前に汗をかいて眼が覚めて(だいたい計算通り)、着替えてもう一度寝て、最終的に8:00に起きた。
体はだいぶ落ち着いてきた。
勿論、ふらふらな状態ではあったが。


で、自転車に乗って出社した、というわけである。
たいして重要な仕事もないというのに。<なんという迷惑なやつ>


なんだろうね。
たぶん義務感なんだろうと思うけど、そんなまともに仕事出来ない状態で(一応その日やるべきことは全部こなしたけど)、しかも危険な菌を抱えて(一応マスク常用していたけど)、会社にくるなよ。
私が上司なら間違いなく「帰れ」の一言で追い返している。


馬鹿の本領発揮というところか。