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- 作者: 高橋寿一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: 単行本
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作者:高橋 寿一
良書。
ソフトウェアテストに関する基本事項を解りやすくかつ網羅的に、解説している。
『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業』と並んで、新米エンジニア必読の本である。
本書の長所は以下の通り。
- 記述が具体的で、得た知識を即、業務に活かせる
- 解説が平易で初学者にも解りやすい
- 数字を効果的に使用している
- 具体例が豊富
- 著者の現場での経験が生かされている
- (以上の長所を踏まえた上で)根拠となる理論がしっかりしている
ソフトウェアテストに関しては、しっかりとした理論書を一冊は読み通しておく必要があるが、(本当はあまり良くないことであるが)大仰な本を1年かけて読んでいる時間のない多忙な新米エンジニアにとって、このような「すぐに役に立つ」上に「相手を説得できるだけの理論的根拠がある」本は非常にありがたい。
しかも、「役に立つ」だけでなく、きちんと勉強にもなる。
勿論、これ一冊で十分、ということはないが(特にテスト効率を、すなわち開発効率を左右する単体テストの技法、特に「直交表」の辺りはしっかりと勉強しておきたい)、最初に読む(ソフトウェアテストの)1冊としては最適と言えるだろう。