上流工程で成功する人、つまずく人 (技評SE新書)

上流工程で成功する人、つまずく人 (技評SE新書)

書名:上流工程で成功する人、つまずく人
著者:荒井 玲子


(読了は2/10だったかも知れないが、敢えてエントリ増やす気力もないので便乗する)
期待はずれ。
前著『ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人』がかなりの良書だっただけに、大きなギャップを感じたのかも知れない。
(ちなみに書評はこれ。良書だったのでノートも作成した)


1点よく解らないのは、「要件」という用語を使用していないこと。
敢えて使わないようにしているのであれば、その理由を示して欲しい。
そして、一般に言われているところの「要件」を本書ではなんと表すのか(あるいは「要件」という言葉そのものが間違っているから本書では使わないのか)という点を明記して欲しい。
そうでないと、読み進めるのに非常に苦労する。


学ぶところがないとは言えないが、敢えて読むほどの本でもない。
上流工程に関してはより良い本がいくらでもある。
内容は少なく、1時間ほどで読めてしまうが、読んだ時間分の見返りはないといっていい。