ヴァイオリニストの音楽案内 クラシック名曲50選 (PHP新書)

ヴァイオリニストの音楽案内 クラシック名曲50選 (PHP新書)

書名:ヴァイオリニストの音楽案内 クラシック名曲50選 (PHP新書)
著者:高嶋ちさ子


この人が演出・出演されたコンサートを1度だけ聴きにいったことがある。
「めざましクラシックス」である。
10年近く前の話。
その時の印象としては、「面白い人だな」というもの。


この人のCDも4〜5枚ほど聴いている。
感想は以前に書いた
まあ、ちょっと自分には明るすぎて落ち着いて聴けない、ということ。
(お前が暗すぎるんだよ)


まあ、エッセイなので、演奏やプロデュースの話はおいておいて。
結論を言うと、この人のエッセイは面白いです。
非常に。
植松師匠のエッセイにはかなわないが、かなり良い線をいっていると思う。
楽家って、やっぱり面白い。


実際には1度コンサートを聴いただけなのだが、たぶんこんな人、というイメージそのままの人だった。
いや、イメージ以上に「ぶっとんだ」人だったようだ。
そして、これも想像通りものすごい「努力家」でもあった。
(本人は強調していないが、読めば解る)


肝心の紹介曲だが、正直言うと、私のクラシックの知識不足のため、批評のしようがない。
が、「あ、この曲聴いてみたい、と思わせるようなうまい紹介文だ」と思った。
(これからいくつか聴いて検証しようと思っている)


クラシックに興味が全くない人でも、純粋に面白いエッセイとして読める良書である。