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再生日本

書名：再生日本
著者：田原総一朗

田原さんの本にしては今ひとつ。
ちょっと勢いが落ちてきたのかなぁ。
長谷川さんとの対談本ではもう少し迫力が有ったんだけどな。

恐らくテーマがはっきりしていないからかもしれない。
何となく疑問に思ったことを、そのまま業界の人にぶつけてみました(で、その相手がすごい。さすが田原さん)という形式になっているので、どれも今ひとつ議論の深さにかける内容になってしまっているのだろう。

私はこう考えていた。
聞いてみた。
結果、こう考えるようになった。

これではちょっと、読んでいる人が付いていけないよな。
(誰かさんのブログよりは100倍もましだけどね)

1点だけ、地球温暖化に関しては、私も田原さんと同じ「思い込み」をしていたので(マスコミって恐いね、ほんと)、立場の違う人の意見を知ることが出来て良かった、というのが本書の収穫である。
(と思ったら、この「アンチCO2削減」という本を最近書店でよく見かけるようになった。なんだ)

田原さんの本は出る度に読んでいるが、これはちょっといらない部類の本だと思った。
次作に期待。