たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング

たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング

書名:たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング
著者:高橋征義, 後藤裕蔵


良書。
Rubyについて必要最低限のことは、本書で学ぶことが出来る。
索引の質があまりよくない(記されている頁の中に、単にその語が使用されているだけで、その語の説明が全く述べられていないものまで含まれている)のでリファレンスとしては少々使いづらい部分もあるが、まあ、そこまで高い効率が求められていない状況では十分に用をなすのではないか。


ただし、プログラミング未経験者にはあまり親切な構成にはなっていない。
プログラミングの基礎は別で身につけてね、というスタンスのように思える。
一応何らかの言語は一通り理解していて、"Ruby"を使いたくなった(学びたくなった)という"Ruby"の初心者にはお勧めの1冊。
(プログラミングの初心者は、麻奈本(ただし、"やさしいRuby"はなかったはず)か「絵本」から入ると良いと思う)


1点だけ、注文があるとすれば、スクリプト言語の特徴と注意点について、もう少し記述があると良かった。
Javaのようなコンパイルを行う言語でのかき方しか知らない人(珍しいだろうが、まあ、私はそういう状況だったので)にとって、例えば「使用する関数の宣言は使用する箇所よりも先にかかなければならない」というインタプリタ型の言語の基本事項に関しては、教えてくれる人(本)がないと、意外にはまる。
まあ、必須ではないけど、あると親切かな、という程度の話。


それにしても、"Ruby"のリファレンスって、読みづらいね。
JavaDocのようにかいてくれていると読みやすいのに・・・。