先週予約した病院に行った。


何を勘違いしたか、予約をに入れてしまったので、土曜なのに早起きしなければならないはめに陥った。
前日は残業で帰り遅く、夕食も遅く、おまけに本読んだりして寝るのも遅かったのに。<それはおまえが悪い>


で、案の定、土曜朝の「一週間分の疲れ・ストレス」一挙来襲〜はぁい♥いらっしゃ〜い♥ドーン・・・
・・・・・・。<おまえのようなヤツがいるから日本語が乱れていくんだ>


まあ、要は普段の土日の例に違わず、朝からひどい体調だった、というわけ。
お腹が痛くてしょうがない、という。
まあ、数多ある症状の中ではまだましな部類に入るんだけどね。
(痛みならどうにか耐えられるから)


5時前に起きて、2度寝して(そりゃ、そうだな)、昨日会社に持っていくのを忘れた弁当(日の丸弁当の日の丸がないやつ)を温めて食べて(それがいけなかったんじゃないか?)、あまりにもお腹痛いのでまた1時間くらい跪いた状態(懺悔のポーズ。なぜか知らないが、腹が痛いときはこのポーズで寝ることになっている。なんでだろう?)で寝て、慌てて起きた。


いつの間にか9時半にさしかかる時間帯になっていた。
このど阿呆は、予約した時間をメモしていた癖に、そのメモを(たぶんメモした直後ぐらいに)捨ててしまっていて、そのせいで予約した時間が10時なのか10時半なのか解らない状態にあった。
お馬鹿。


とりあえず10時に着けばどちらでも対応できるので、起きた後慌てて支度して、痛い腹抱えたまま自転車飛ばして病院に向かった。
ワタシハナンノタメニコンナコトヲシテイルンダロウ


休み前の私の頬の痩け方と居眠りが余りにもひどいのを見かねてか、上司の方から病院を紹介されてしまった。
もうその時点でかなり末期的な気がするが。


心配してくださっているのは確かなので、素直に一度診てもらうことにしたのである。


問診票に慣れた感じで症状を書き込んでいく。
もう、何度書いたか、聞かれたか解らない。
(大袈裟な)
だいたいどういうパターンで「壊れる」か、どういうパターンで「不適応」になるか、どういう「壊れ」方をするのか、嫌というほど分かり切っている。
そして、通院中の病院と薬。
これまでにもらった薬がどういうもので、どういう理由で今飲んでいて(或いはやめてしまって)、効果はどのくらいか、聞かれれば全部答えられる。
そんなことに詳しくなんてなりたくもないのに。
まあ、自分からは逃げられないからね。<これだけ自分のことが解っているのに、未だに制御できないとは>


カウンセリングめいたことでもされるのかと思いきや、とりあえず最初は話を聞いて状況を把握しようということらしいので、かなり詳しい自己紹介のようなやりとりになった。
大学入学から現在に至るまでの経緯はだいたい喋ったような気がする。


「趣味は?」
「読書と、哲学です。」


なんか、「読書」だけ答えると、「帰宅部」と答えているのと同じような感じがして少々気にくわないので、余計なものを付け足してみた。
勿論、哲学というのは趣味と言うよりは妄念のようなもので、やりたくなくても(わたし)が勝手に始めるのだが、そんな細かいことはどうでもいい。


「哲学というと誰?}
とは、まさかつっこまれるとは思っていなかった。
ニーチェです。」
ニーチェからは最近離れているのだが<いや、直近でも利用していたはずだが>、一応この人の思想の柱はニーチェであることは事実なので、即答した。
「ファイヤーアーベント」なんて答えても、対応に困るだけだろうし。
例のごとくドイツ語でカルテをお書きになっていたので、丁度良いだろうとも思った。
どうせなら、「ショーペンハウアー」の綴りが見たかった。
まあ、そんなことはどうでもよい。


一通りヒアリングを終えた時点で、出た結論としては、
「今出ている薬よりも作用が弱く、作用時間が短いものにしましょう」
だそうだ。
今の薬だと効き目が長すぎて昼間眠くなるという話をしたのでそうなったのだろう。
まあ、そんなものか。


というわけで、また新しい薬が増えた。
お腹は、まだ痛い。