精神科医ユウの女王日記

精神科医ユウの女王日記

書名:精神科医ユウの女王日記
著者:ゆうきゆう


いや・・・別に。
そういう趣味があるわけではないですよ、間違えても。


この人の本は3冊目の読了。
(『心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG―マンガで分かる理想と現実の115の違い』
『 打たれ弱〜いビジネスマンのための ゆうき式 ストレスクリニック』)
いずれもおおうけにうけた。
その上、臨床心理のセオリーや経験則を学ぶことが出来た。
私は、他人の行動や自分の印象をコントロールしようとは思わないが(コントロールしたい相手も特にいない)、本書を含むこの著者の著書は、自分の心理状態を理解したり、他人とのコミュニケーションを円滑に行うためには役立つ。


ボリュームも適当で、飽きる前に最後のページまでたどり着くことが出来る。
漫画を読んでいるのと大して変わらない(ほとんど対話だし)
(そういや、漫画もここしばらく読んでいない・・・いや、読んだか。『餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?』とか)


間違いなくおもしろい上に、費用対効果をクリアしている良書である。
が、本書はやや上述の2著に比べると、目的意識が希薄で、エンターテイメント要素が強い。
確かにおもしろく、勉強にもなるのだが、あくまでこれはエンターテイメント。
読んで楽しみたい人には最適だが、自己分析をしたい人や癒しを求めている人(?)は上述の2作品の方を勧める。


さて、この人の本は面白いからまた読みたいのだが(今回は、わざわざこの人の著作が並んでいる箇所を探して、本書を買った)、この本(と読了済みの2冊)以外だと、ほとんど全て「恋愛」がテーマになっているので、読む気が起こらない。
相手に好意を持ってもらうための方法(?)に関しては、本書にもその最後の方で少し話があった。
恐らくエッセンスはそれで、残りの著作はその実践方法とかもう少し掘り下げたテクニックの話になるのだろうが、そうなるとますます興味から遠ざかる。
・・・新刊でも待つか。
まだ何か書きそうだしな。