10/22である。


わざわざこの日に合わせて悪くなったのか、それとも試験という事実そのものがストレスとなって悪化させたのかは解らないが、とにかく朝から体調が優れなかった。
そうでなくても私は閉鎖された環境では2時間もじっとしていられないのである(映画館もだめ)。
閉所恐怖症とかその類ではないと思うのだが、よくわからない。
頭はずっと冷静でいるのだが、身体が異常反応を示して、勝手にパニックに陥るらしい。
勿論そんな意味の解らない信号は無視するのだが、頭で抑えられるのにも限界がある。
これが私の抱えている爆弾である。


正確には心理的ストレスが身体を異様に興奮させてそれに対して身体が過剰反応を示しているのだと思うが、どうでもいい話である。
試験そのものの難易度よりもよっぽどそっちの方が難関である。
こつこつと貯めてきたものを一瞬にして無と化すこの爆弾は強力で、私を厭世主義者に仕立て上げるのに十分な力を持っている。
死に至らしめるにはまだまだ足りないけどね。


無視する、配慮しない、黙れ、とさんざん身体からの訴えかけを無視し、時にその訴えに屈し医者にかかるも「気のせい」と相手にされないか、「疲れとストレス」という解決のしようがない原因を宣告されるかして少し状態が落ち着いたのをいいことにやはり以前のように無視に徹しているが、まったく身体のことを考えていないかというとむしろその逆で、食事、水分補給、カフェインの節制、運動、睡眠と身体のことに過度に配慮している(だから変化に弱いというのも事実ではあるが)。
朝が弱いので5時台に起床し、身体を起こすためにラジオ体操をしている、などとは恥ずかしくて言えたものではないが(もう言っちゃってるし)出来ることはやり尽くしているはずなのだが。
よほど生き方が根っこから間違っているのか(たぶんそれは当てはまる)自律神経の類をひどくやられたのか生きる気力がないのか(ないだろ、君の場合)知らないが、身体のための配慮が一つとして功を奏したことはない。


午前の多岐選択問題は1時間半ほどした地点で爆弾がカウントダウンを始めたので、まずチェックをつけた問題の見直しを断念し、次に、なかなか数字が合わない計算問題の正確な答えを算出することを放棄させ、最後にはいったん手を挙げて退出させてもらうか適当にマークして提出するかの選択を迫らされたあげくに、退出カードを午後1のためにとっておきたいという消極的な理由から後者を選び、残った10問のうち5問ほどはろくに問題文も読まずにマークして提出するはめになった。


まあ、ろくに勉強していなかったのでまともに解いていてもたいして点数に差は無かったのだろうけれども。


で、吐き気をこらえながら会場を後にして向かった先は・・・自宅。
いったん帰るほど余裕があったのかといえば全くその逆で、それだけ余裕がなかったということ。
あらかじめ購入していた昼食(といっても握り飯程度だけど)を取りに行っただと単なる笑い話だが、閉塞感で死にかけている身体を動かすことが主な目的。


午後1の試験では爆弾はおとなしくうじうじしていた。
念のため見直しの時間を返上して15分早めに退出したが、特に問題はなし。
むしろ予想以上に問題が解けた気がして(あくまで気がしただけで実際には合ってないのだろうけど)、しかも懸案だった時間という制約(事前の演習では通して6問解いたことがなく、ばらばらでやっていた時間を合わせると2時間では解ききれないという見通しだった)をクリアしていた。
午前問題の放棄が悔やまれるところだが、特に悔しさは感じない。


午後2の試験は粛々と解いた。
このタイプの問題は全問解答しても最低2問は間違えているから、最後の空欄×2は実はかなり痛かったのだが、公式を覚えていないのではどうしようもない(そもそも公式が当てはまるのかどうかさえ解らなかったが)。
等比数列(の和)の式なんてね、文系の人間は覚えていないよ。


全体としては、単に「終わった」という感想。
とりあえずしばらくはこいつを読まなくて済む。

試験には強力なツールなのだけれどもいかんせん無機質でね。
歩きながら読むのは苦痛でしかない。
勿論、勉強そのものは継続しなければならない。
10中8,9合格していないだろうが、天のいたずらで受かっていたとしても状況は変わらない。
なにせこの分野に手を染めてからまだ一年と経っていないのだから。


本来は今年の春にこいつを受けるべきであった。
ただ、それはこの人お得意の「高望み」で(ただし、去年の夏に試験の申し込みが期限切れになったのは間抜けである)、実際は今年の春に受けた基本情報が受かったことがまず僥倖で、秋にこいつの受験に臨める状態にもってこれたこと自体、この人の無能と根性無し、そして体内に仕掛けられた爆弾の存在を考えればいくつかの強運が働いていると考えるべきであろう。
だからといって簡単に落っこちていいものではない。
取って当然の資格である。
まあ、また来春(なにやら名称が変わるらしいが)と思ってしばらくは勉強を継続すること。


おわったぁ〜
と、その足で向かったのは勿論、某「本のデパート」。
目的はJavaの本格的な解説書を購入すること。
プログラミング言語Java』は人に貸しちゃっているので、代わりとなるものを手元に置いておく必要があるのだ。
これだけ目的意識がはっきりしていれば、無駄な本を買うことは無いだろう・・・。
既に今月の予算(そんなものあったんだ)は使い切っているし・・・。


エスカレーターを降りて、まっすぐに目的のコーナーに向かう。
『プロとして恥ずかしくないデザインの原則』を手に取り、「ああ、今のひどいHPを改善するために必要な本はこれだ!」と思いつつも、「おお、いかんいかん。予算オーバーじゃ。」と棚に戻す。
Javaの棚に行くが、目的の『Javaチュートリアル』か『Java言語仕様書』が見あたらない。


さぁて、ここでくぅえすちょん(お、久しぶり)!!
この後nullusが取った行動は次のうちどれでしょう、、か?

  1. そのまま帰った(ありえね〜)
  2. コンピュータ関係の本を1冊だけ買って帰った(確か、コマンドプロンプトのリファレンスが欲しいと言っていたな)
  3. 新書の新着図書だけをチェックして(ということは勿論何冊か買って)帰った(まあ、これはやるでしょ)
  4. もう、手当たり次第・・・(・・・たぶん、ね)


正解した方はnullusが1週間だけあだ名で読んで上げます。<ちょっと待った!勝手にそんなこと決めるな。俺は嫌だからな><ええい。・・・そうか、答えをばらしちゃえばいいのだ>

  1. カバラユダヤ神秘思想の系譜
  2. マニ教(大貫隆 他・訳)
  3. 哲学ワンダーランド(貫成人)
  4. windowsコマンド辞典
  5. キーワード検索がわかる
  6. 枢密院議長の日記(佐野眞一)
  7. シッダールダ(ヘルマン・ヘッセ)
  8. 忘却の河(福永武彦)


ああっと、これは反則です。
nullus選手(何の選手だよ)、それはいけません。


「あ、佐野さんだ。」←間違った反応
「あ、検索だ。」←やや幾分正しい反応
「あ、貫さんが哲学でワンダーだ。」←おまえがワンダーじゃ
「あ、カバラの解説書が出ている」←大いに間違った反応
「そうだ、ついでに大貫さんのマニ教を・・・」←・・・・・・


ちなみに1番上が著者買い、2番目がタイトル買い、3番目はワンダホー???、4番目がジャンル買い、5番目が連想買い、と勝手に名付けたのはいいが・・・
おまえには節操というものがないんか!!
・・・・・・。
嗚呼。
今月も予算オーバー・・・。


加湿器が2つとも壊れているので買わないと確実に風邪をひくのだが、どこから予算をひねり出せばいいのだろう。


10/22追記
(あ、ちなみに来週も試験だからね)
しかも県外で。
何故かって?
へっ、ここには試験会場がなかったからさ。
この、ドい×※◆◎!!!(自主規制)