謝恩会というものに参加した。
そのようなものが存在したのだとはまったく知らなかった。
つくづく常識に欠けるやつ。


卒業生ということで一言ずつコメントを述べる場があった。
せっかくなので「私はいかにしてテロリストになり、今もテロリストなのか」というタイトルで話をした。
・・・・・・。
・・・・・・。
何考えているんだろう。
こいつ。

社会、私、選んだ職業という三つの事について話します。


まず、社会ですが、私たちの世代は「物心ついたときには理想が崩壊していた」という世代に当たると思います。
ここで言う理想とは社会主義です。
[「ポストモダンだ」という声]
従って、私たちの世代は社会に対して失望しているわけです。


次に、私自身の話です。
私には夢がありました。
恥ずかしいのでとてもここでは披露できませんが[「言えよ」という声]
、ともかく、それも挫折いたしました。


以上二つの点において私はニヒリズムにおちいっておりました。
そして、これは自分で言うのも何ですが、私には欲しいものがありません。
守りたいものもありません。
欲しいものもない、守りたいものもない、理想もない・・・。
そういう人間に向いている職とはなにか・・・。
そうだ、テロリストだ。


そういうわけで、私はテロリストになったわけです。
私の戦う敵はなにか。
それは、コマーシャリズムです。
こういう言い方はなんですが、この社会はコマーシャリズムに汚染されていると思います。
そこからの解放が私の目指すところです。
しかし、その手段がない。


そのような状態にあったとき、一昨年のゼミが終わった後ですが、T先生の書かれているニュースレターにて梅田さんの『ウェブ進化論』の紹介を読みました。
そして、その中で語られているweb2.0というものに希望を見いだしたのです。
すなわち、個人がメディアを持つことができる時代が来る、ということです。
ここにおいて「社会」に対する希望が復活しました。


そして逆に既存のマスメディアに対する固執[一年目の就職活動はマスコミ中心でした]もなくなりました。
私がこの職を選んだのも、発信する手段となるスキルを身につけるためです。


これから私は社会の外に立って、そこからコマーシャリズムに対するアンチテーゼを発信し続けるつもりです。
しかし、お前はそれこそコマーシャリズムの主体である、企業に就職するではないかというご指摘があるかと思います。
これはごもっともなお話です。
仮に会社とぶつかることがあり、その結果路頭に迷ったらどうするか。
その時はおとなしくのたれ死にいたします。
そのことで私自身が社会に対するアンチテーゼとなるでしょう。
これが私の「自爆テロ」です。

今思い返しても何を言っているんだか意味不明だな。
これでも話したときよりはまとめたつもりなのだが。
もう少し整理しよう。