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11/5である。
私の尊敬する人物(実在しない)は24歳のクリスマス・イヴに死んだ。
その死はある一人の少年に衝撃を与え、
そして彼のとった行動が全人類を目覚めさせる。
与えられた平和はいつか失われる。
自ら血を流して勝ち取る平和にこそ意味がある。
それを解らせるために、彼は敢えて己を悪とし、最後までそれを貫いた。
人は戦争を忘れる。
戦争は盤上のゲームと化す。
大勢の血が目の前で流されて始めて、
人は戦争の恐ろしさを理解する。
守るべきものの価値を思い出す。
それほど人は愚かだ。
そのような人類に存続する価値があるだろうか。
悪と断罪されてまで、そのような人類を救う価値があるだろうか。
だが、彼は言った。
私は地球が好きなのだ
これほどの人類愛を私は持てるだろうか。
私は・・・。