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個性的。
変わってる。
変人。

他人の評価なんてどうでもいい。
他人の評価まで自分の思い通りになると思うのは傲慢以外のなにものでもない。
なんと呼ばれようと受け入れるほかに選択肢はない。

だが、それにしても、だ。
中途半端な個性など一文にもならない。
そんなものは無かった方が「幸せ」である。
実力の伴わない自尊心はこっけいでしかない。

自他共に認める変人。
それは変わるまい。
だが、「変わっている」ことにいささか疲れた。
せめて外面だけでも、「普通」になりたい。
"戻りたい"としないのは、そもそも「普通」だったことがなかったからだ。

その結果「ニヒリスト」たることが相成らなくても、それは仕方のないことだ。
弱き者が強者の理論の中で生きるのはつらい。
実力相応の人間で十分だ。

zero「人間」化計画。
発動。

まずは荷物を減らそう。

伝説巨神イデオン〈1 覚醒編〉 (角川文庫―スニーカー文庫)