6/19 京都のホテルにて


久しぶりに勘の鋭い女性に会った。
勘の鋭い女性は苦手である。
ちなみに、勘の鋭い男性というのはいない。
男性の中に眠る女性性(アニマ)の度合いによっては可能性はなきにしもあらず、ではあるが。
勘が鋭いひと(女性)には2種類のタイプがいる。
解っているが口に出さないひとと、思ったままを口にするひとである。
前者を仮に協調型、後者を仮に攻撃型と名付ける。
たいていのひとは(特に日本人は)前者に分類される。
だが、まれに、後者のタイプが存在する。
今日気づいたその人はどちらかというと後者のようだ。


普通、女性の勘の良さが男性に気づかれることはない。
なぜなら、男性が鈍いからである。
だから前者のタイプの女性と勘の鈍い女性を見分けるのは困難である。
私自身は、ある程度見分けられると考えている。
それは私自身に眠るアニマによるものと勝手に想像しているが。
まあ、それにも限界があるだろう。
なにせ、男ですから。
まあ、世の男性諸君、気をつけたまえ。
君が知られていないと思うことの十中八九彼女たちはご存じであられる。
(だからフェミニスト<男>ほど馬鹿な人種はいないと思うのである)


まあ、そんなことはどうでもいい。
”気持ち悪い”とはもっとも言われたくない言葉の一つである。
人格なんて直そうと思っても直らないし、直そうとするその過程がまた気持ち悪く映るだろうから。
これでも、私はリハビリ中なのである。
人格を強制するつもりは毛頭ないが、何を間違って身に付いたのか知らぬこの尊大さをどうにかしようともがいている真っ最中なのだ。
これまで思いこんでいた以上に自分が卑小な存在だとわかってきたのだから。
プラトンに洞窟の比喩があるが、結局、ヒトは洞窟の外になど出られないのだ。
洞窟の外の光は放射能だったということだ。
正しい生き方とか、正しい認識、真実なんてどこにもない。
あるのはこの身体と、虚飾に満ちあふれた世界と、ヒトの数だけある真実や正義でしかない。
諦め。
受容。
そして普通であろうとする努力。
それを解れとは言わない。
気持ち悪いのは重々承知。
ただ、リハビリ中の病人をいじめるのはよしてほしい。


とまあ、結局、普通になんてなれっこないね。
これまでで身に付いた自尊心を放棄するわけにもいかないし。
そんなことしたら卑屈になるだけで、よっぽどそっちのほうが気持ち悪い。
『プライド、このやっかいなもの』


ああそうだ。
ストレス解消には買い物が一番。
と我がアニマ様がのたまっておりまする。
いいや、ストレス解消にはスポーツが一番。
と我がアニムスどのがのたまっておりまする(正確に言うと男性の男性性はアニムスではない)。
ならば、両方の望みを同時に満たしてさしあげマッスル。


お茶の水に行った。
今年は、プールで泳ごうと思って。
何って、胃腸の調子も優れないから運動してどうにかしようという作戦。
で、水着一式お買いあげ。
来週の日曜から早速泳ぎに行こうかと思う。


それから、かねてからの念願のバットを購入。
バッティングにはまりにはまっているのである。
だってさ、毎日メジャーリーグイチロー!!)を見せられていると、自分でも打ちたくなるでしょう。
600g、トップバランスの金属製。
比較的安価だけど滑り出しとしてはこんなもん。
あと、素振り用にバットにつけるおもりも買った。
ほら、松井とかがよく、ネクストバッターズサークルでつけて振っているでしょう。
これで完璧。
週1のバドに加えて、毎日素振り&週1でスイミングでさすがに運動不足とはいえないでしょう。
まあ、私の身体はそれでもだだこねるんだろうけどね。


だから・・・。
年寄りの冷や水って言うなぁぁああああ!!!