「ねぇ、zeroさんの夢は?zeroさんは何になりたいの?」
「ツアラトゥストラ。」
「ツ、ツアーラ??なんなの、そのツアコンみたいな名前。」
「ツアラトゥストラ。ニーチェが創作した疑似人格で、『超人』の体現。」
「ふ、ふぅーん。(超人って、スーパーマンのことかな?子供じゃないんだから。キモ〜)が、がんばってね。」
「・・・・・・。」


改名しようかと思った("歌う愚か者"になるまでにはまだ時間がかかりそうだ)。
"外向的ひきこもり"或いは"外出するひきこもり"
私のATフィールドを破れた者は一人としていない。


酔っぱらいの戯れ言。


飲み会の誘いを断ったことがない。
欠席もない。
そして毎回隅っこで黙っている。
別に。
私は隅っこで黙っているために飲み会に出る。
決して断れないのではない。
むしろ能動的に参加する。
唯一の自慢は、一人しけていてもつまみ出されたことがないことだ。
それなりに溶け込む。
そしてただ時が過ぎるのを待つ。


酔っぱらいの戯れ言。


始まる前からそのむなしさに気づいている。
何に対しても燃やす情熱を持ち合わせていない。
ただ一つを除いて。
唯一の楽しみは、帰りの自転車をこぎながら、中島みゆきの曲を聴くことだ。


酔っぱらいの戯れ言。


アルコールよりも、アルコール投与後のコーヒーの方が楽しみだったりする。
皆が心地良い酔いに身を任せているときに、独り、酔いが覚めていく感覚を楽しんでいる。
酔ったことがない。
大脳新皮質のブレーキはあまりにも精巧に出来すぎている。


酔っぱらいの戯れ言。


電車男」を読んでいると鬱になる。
私と世界とのずれはもはや修正が不可能だと思う。


酔っぱらいの戯れ言。


雄弁は銀沈黙は金。
ただし永遠の沈黙はアルミ以下だ。
沈黙は貯金であって。
いつか使わなければ無いのと同じ。
何か実はすごいのだとか。
"奥ゆかしい"とか"能ある鷹は爪を隠す"とか。
ただの"はったり"、"思わせぶり"。
包みはすごいが中身は空っぽ。
空っぽの中身を隠すためにことさら包装を分厚く飾る。


酔っぱらいの戯れ言。


目に見えるは自滅への一本道。
聞こえるは破滅へのプレリュード。