その時は訪れない

きっかけを待っているのかもしれない。
そう思った。
理不尽だとは少しも思わなかった。
まあ、世の中理不尽だらけだからね、このくらいは。
しかし、堪え性のない、というよりは昔から「キレ」安い人間だった自分がよくもまあ我慢しているものだと思う。
それほどまでに弱っていると言われれば、まあ、否定は出来ないのだが。


きっかけを待っていた。
倒れるとか、卒倒するとか、起き上がれなくなるとか、昏倒するとか
(ヲイヲイ、どういう願望だよ)
「黒く染めてやる」と叫び出すとか
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ」しか言えなくなるとか
まあ、なりつつあるな。
(言い続けて早3年)


しかし、最近になって、そんな「きっかけ」など訪れないのだと解った。
言い訳が欲しかっただけなのだ。
自分のプライドが傷つかなくて済む、後ろ指を指されなくて済む、そんな言い訳が。
そんな都合のいい言い訳になるような「きっかけ」を待っていたら本当に駄目になる。
幕は自らの手で、降ろさなければならないのだ。

馬鹿げたことばかりの毎日
終わりにするのは私自身だと


usaghi by KOKIA

そう、KOKIA
あなたの歌を聴くときまでは、がんばってみよう。
そして、自分自身の手で、この馬鹿げた毎日に決着をつける。