また余計な本を読んでしまった

[図説]なんでも無料化せよ! グーグル「脅威の未来地図」 (別冊宝島 1675 スタディー)

[図説]なんでも無料化せよ! グーグル「脅威の未来地図」 (別冊宝島 1675 スタディー)

書名:[図説]なんでも無料化せよ! グーグル「脅威の未来地図」 (別冊宝島 1675 スタディー)<ムック本>

■評価:可
  情報:△ 新規性:△ 構成:△ 日本語:× 実用性:△
  難易度:普 費用対効果:× タイトルと内容の一致:△
  お勧め出来る人・用途 :最近のGoogleの動向を整理したい人・Googleの概要・理念・提供サービスと、これから行おうとしていることをざっと眺めて頭に入れる
  お勧めできない人・用途:IT技術に詳しく常に最新の動向をチェックしている人・Googleが新しく打ち出しているサービスの内容を深く知る


■所感

また余計な本を読んでしまったな

の、一言。


 情報少なし、新規性少なし、「クラウド」などの用語の説明はITに疎い人にも解るように書こうとして中途半端(に不正確)な記述となっており、おまけに日本語がひどい。
 なんでこんな本、衝動買いしてしまったのだろう。

 多分、直近で読んで感動した小飼さん(もう漢字は間違いません)のインタビューが収録されている、と書かれていたからだ。
 確かに、小飼さんのインタビューは面白かった。
 が、正直そこだけ立ち読みすればよかったかな、と。
 費用対効果も×。


 技術的な話やITそのものに疎い人がeasyな本だと思って手を出すと、おそらく何がなんだかさっぱり解らないということになると思われる。
 しかし、普段からこの種の情報を集めている人にとっては、何ら新しいことは得られず、「え、そんなこと知っていたけど何か?」ということになりかねない。


 敢えて用途を挙げるとすれば、上記のように「ちょっと最近チェックできていないけど、何やっているんだろ」という人が、ちょっとした復習程度に眺める、という程度。
 この手の話が好きな人は、手にとってぱらぱらと眺めてみるとよいが、この値段を支払って手に入れるような情報ではない(それこそ、この本を"無料"にして欲しかった。まあ、広告で4倍くらいには膨らみそうだが)。


 個人的には、小飼さんの漢字を間違えて書いていたことに気づい(て、慌てて修正し)たというただ1点だけが、本書から被った利益。
 出版社名、買う前にきちんと確認しておくべきだった。