郵便局に郵便物を提出し、郵便局を出たあとで、突然名状しがたい不安にとりつかれた。

内容物に間違いはないだろうか

送付先も内容物もきちんと確認したつもりであるが、どうもぼーっとし過ぎていたので不安になったらしい。
こういう場合は自分を信じてそのまま立ち去るか、恥を忍び手間を覚悟で確認をさせてもらうかのどちらかしかないが、極度の自分不振に陥っている私は当然後者を選んだ。
結果は、問題なく入るべき場所に入るべきものが入れられていた。
おそらくこれも薬のせいなのだろうが、かなり重傷だと思った。


いろいろなことがどうでもよくなっていくことは、この世界への執着が薄れていくという点で非常に望ましいことではあるが、この世界との接続がまだ途絶えていない以上、まだ苦しみからは解放されないので気をつけなければならない。
本当の本当にどうでもよくなるまでは、時に寝ている意識をたたき起こしてきちんと機能させないといけない。
いっそ、と思うことは何度もあるが、焦らずとも必ず訪れるのだから、辛抱なさい。