イチロー論 一流とはなにかプロフェッショナルとはなにか

イチロー論 一流とはなにかプロフェッショナルとはなにか

書名:イチロー論―一流とはなにかプロフェッショナルとはなにか
著者:張本 勲


張本さん、ちょっとご自分のお話が・・・。
まあ、大変なご苦労をされたということは解るが、それにしても・・・。
前半の60ページほど、それから後半の20〜30ページくらいはご自分の自慢話と、ご自分の記録に対するご見解・・・。
(ちなみに全部で180ページ程度)


良いことも仰っているのだが、ちょっと読み手にとっては苦痛かな、と。
コアなファンならば興味深い話として読めるのだろうが、一般の読者にとってはちょっとこの内容ではそれこそ「喝」の恐いオジさんのお説教(及び長い自慢話)としか読めないだろう。
確かに、この方にはこれだけのことを語る資格はおありになるのだが、問題は聞き手がそれに耐えうるか。
多分、無理だと思う。


ちなみにタイトルとは異なり、「イチロー論」にはなっていないので、イチローの話が読みたいだけのイチローファンは読む必要はない。
強いて読者を挙げるなら、張本さんのファン、ということになるが、果たして・・・。