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東京レポート1-2
病気を貰った都会で病気の療養をしている。
歴史の皮肉
病的な街が病的な人間の身体を癒していく。
因果律の皮肉突然ですがここでクゥエスチョン
病んでいるこの人のストレスを解消するにはどうしたらいいでしょうか
ええ?
本を読ませるとか・・・。
ファイナルアンサー?
ふ、ファイナルアン・・・
ざんねん!
正解は思うがままに本を買い漁るでした
(よくもまあつまらないことを3時間越しに考えたな)
[中断]
8/14である。
今回の旅はあくまで療養が目的だから、記録にはこだわらない。
まあ、これまでの無駄な記録に比べれば十分に意味を持つことになると思われなくもないが。
日が開いて冷静に事実だけを述べれば、この日は午前中ひとしきりだれた後、午後は新宿高○屋に買い物に行き、夜は元生徒に会っただけである。
まあ、それだけでは面白くもないだろうから、少しは脚色してやろう・・・とすると上のような意味の分からない文章となる。
とりあえずこの御仁は本を買うことがお好きなようで。
この日メインの予定は○○ハンズで文房具漁り(これもまたすごいこととなった)だったから、見るのは「新書・文庫だけ」という縛りをかけたのだが・・・。
・・・・・・。
とりあえず15冊で、両手に持ちきれなくなってgive-up.
この間30分。
・・・・・・。
この男の危険性が少しは伝わりましたか?
旅先でそんなに本を買うなんて無謀すぎるって?
ノンノン
既に手は打ってあるのです。
実は到着した日に郵便局に行って、ゆうパック(大)×2の段ボールを仕入れたのです。
その日購入した大量の書籍と文具(大型のホッチキスとか)は既に箱の中〜♪
用意周到な確信犯。
それにしても買い物がストレス解消といったことといい、安定しない体調といい、性格や感情の推移という点など私には多分に女性的な部分があるように思う。
ちなみに男は嫌いである。
念のため。
ユング的に言えばアニマの占める割合が大きいということになるのだろうけど。
何言ってんだか。
東京にいる知人の内2人は法曹を目指して勉強中である。
- 作者: 伊藤真
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当然伊藤真もよく知っているから話題作りにはいいだろうと思って読んでいたが・・・。
期待以上であった。
正直言ってこの手の憲法論議(特に改憲反対論者の)はラディカルさに欠けたつまらないものが多い。
以前に読んだ『憲法9条を世界遺産に』もその類であった(まあ、あれは100%中沢新一が悪い)。
が、この書籍は予想以上に読み甲斐のある書籍であった。
その原因は、「怜悧な論理」に徹していることである。
この書では、「改憲論」の法理論上の矛盾、論理矛盾を冷静につき、代わりとして提示している案も「冷静に論理的に考えればこうなる」というもので、俄には反論しがたいものとなっている。
あやうく私も「絶対護憲論者」の仲間入りをしてしまうところであった。
惜しむらくは「極限状態における著者の立場」を明確にして欲しかった(ただし、「積極的非暴力平和主義」という言葉に表れているように、著者の立場は極限状態においても非暴力を貫くという思想ととることが可能である)。
「改憲」論者は少なくともこの書籍で述べられていること全てに論理的に筋の通った反論をする必要があるだろう。