素晴らしい誉め言葉。


昼下がりのアメリカンレストラン。
そう、確かに私は本を読みながら笑っていた。
しかしその本がこれ↓だとしてもまだ普通のことだといえるだろうか?

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

私はこのような重いテーマの本が好きで好きでたまらない。
理由は面白いからである。
重いテーマを重い気分で読む必要はない。
精一杯楽しめばいいのだ。
不謹慎だと?
あいにく私は慎みがないものでね。


私は私自身の自己嫌悪を肯定し、自己嫌悪が引き起こしている胃腸の不調を始めとする様々な体調不良を肯定し、他人を好きになるつもりが毛頭ないことを肯定し、そのような生き方に救いはないということを肯定し、このような思想が"終わっている"ことを肯定し、私自身の破滅によってこの物語の幕が下ろされるであろうことを肯定し、最期の時に私自身がそれらのことを肯定できないでだだをこね醜態をさらすかも知れないことを肯定する。


ぶどうは酸っぱかったのさ

アモール・フアテイ
アモール・フアテイ