一つの選択肢のたどり着く先を確認しにいったつもりだった。
道は一つに絞られ、あるいは一つ消滅すると思っていた。


だが、結局、見つけたのは一つの行き止まりとさらなる分かれ道であった。
直進には希望がない。
迂回するか、壁を乗り越える力をつけるか。
いずれにせよ、立ち止まって考える時期に来ている。


時間はあまりない、が、全くないわけではない。
チャンスは残されている。


口を開けて餌を待っているだけのひな鳥ではもうだめだ。
未成熟ながらも自分の翼で空を飛び、活路を切り開いていかなければならない。


まだあえて決めない。
可能性を模索しよう。


妙な話だが、学業へのモチベーションが高まった。
明日からまた一つずつ煉瓦を積み重ねていく。